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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

ブルーレイを揃えてます。そして1話から見返してるんですが、テレビで初見ではスルーしてた様々な「しかけ」に今更気づいて、感心しています。

2話目の幽霊騒動は、幽霊騒動をきっかけに、イマイチ馴染まなかったカナタとクレハが打ち解けるというのが縦軸で、幽霊の正体は実はフクロウで、そのフクロウは隊のマスコットになりました、ちゃんちゃん。という話なのですが、実はこの話の中で、随所に幽霊が描かれているのです。それをカナタ達は認識していないのですが、視聴者は注意して見ると気づくように描かれています。私はこれを初見では気づきませんでした。ネットでは話題になっていたようですが、私はアニメのネットでの評判は、ネタバレが怖くて、放映終了まで原則見ないので気づきませんでした。

ブルーレイの2巻の特典のCDドラマで、この幽霊騒動の後日談と、真実が語られます。これが、絵の無いCDドラマ向きの話になっているんです。おまけで作りましたと言うより、最初からCDドラマで描くつもりだったかのような完成度。そして、3話目の冒頭で、カナタの起床ラッパを聞いた町の老婆が「死人まで目を覚ましそうな音だねぇ」と苦笑するのですが、これは単にカナタの下手な演奏を揶揄しているだけの言葉ではなく「本当に死人が目を覚ましていた」ということが、判ります。

このような、二重の意味が込められていたセリフというのが実に多いです。日常の何気ないやり取りにすら、12話全部観た後で見ると別の含みがあったことを気づかされます。

なんと言うか、「巧みな罠にハメられた」という感じです。しかも後味が良い罠。これは、シリーズ構成と全話の脚本を吉野氏が一人で担当したことが大きかったと思います。分担脚本は分担脚本の良さがありますが、一人が作りこむことの良さが、この作品には大きく反映しているように感じます。

ブルーレイの続巻には、追加エピソードもあるので、また新しい罠にハメてくれそうで、今から楽しみです。

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