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友よ

中学時代からの友人が、1月31日に亡くなりました。

彼とは、卒業式に校門前でシャンメリーかけをやった仲で、卒業後、私は青森に引越したのですが、上京するとよく会って、大人になってからもよく飲みに行ってました。不義理で友達の少ない私の数少ない親友でした。

深夜、仕事明けに彼の務めるコンビニに行くと、どんなに久しぶりでも「よぉ」と、まるで昨日も会ったかのような低いテンションで挨拶してくれました。その、中学の頃からの変わらぬ顔で「竹下太ったなぁ」と笑われるのが、なんだか嬉しくて、用も無いのにコーヒーやビールを買うためだけに立ち寄ったりしていました。

知らせを聞いても実感が無かったのですが、お通夜で遺体と対面して、ああもうアイツとは飲みに行けないのだなと痛感しました。告別式にも行くつもりだったのですが、なんだか気持ちが溢れそうで行けませんでした。

この歳になって実感するのですが、何年会わなくても、昔と変わらない温度で会える友人と言うのは本当に貴重で、そんな大切な一人を失ってしまったことに、大きい喪失感を感じます。

独身で実家住まいでアイドルオタの37歳コンビニ店員。と書くと世間的な物差しではダメ男のように見えますが、私は彼の「好きなものを大切にする生き方」にある種の清清しさを感じていました。昔から文才とユーモアのセンスが抜群に良かったので、何度かプロになることを勧めた事がありました。しかし、彼は世間的な成功より、自分のあるがままの生き方を選びました。

「俺が本を出したら、竹下表紙描いてくれよ」卒業式の日、別れ際に言った彼の言葉が何度も耳に蘇ります。

友と家族と酒とタバコとアイドルを愛した男。

ありがとう。さようなら。また飲もう。

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