« ヤミの乱破 | トップページ | 例えば僕が死んだら »

今夜野宿になりまして

アンタッチャブル柴田さんが、野宿愛好家のカメ五郎さんの指導の元、若手芸人と共にサバイバル生活を敢行するという番組のDVDが出たので、観たのですがこれが猛烈に面白くて、何度も見返しています。

私はナガレのような漫画を描くくらいなので、元々キャンプとかアウトドアものが好きで、自殺島でも抗争シーンよりサバイバルシーン(鹿の解体とか)にワクワクして読んでいます。

食べ物は全て現地調達で、野草を取ったり魚やカエルやヘビを取って食べるのですが、これがどれも美味そうなのです。よく、「人は本当に美味しいものを食べると笑いが止まらなくなる」と言いますが、柴田さんや芸人の皆さんの、「食べた時のリアクション」が本当にこれで、笑いが溢れて止められない感じなのです。グルメレポートの大袈裟なウソ臭い演技のリアクションでない、能書きより笑いが先に沸き起こる感覚。これを映像で撮った物というのを他に知りません。その点において、すごくリアルなドキュメンタリーだと思います。

野宿愛好家のカメ五郎さんが、実にいいキャラクターです。歩きながらスナック感覚で野草をつまんで食べたり、「多摩川は八百屋さん」などの名言が飛び出したり、自然科学に関して物凄い博識な一方で世事に疎く、乗り物に極端に弱いという文明人とは思えない人なのですが、彼の生き物の命を奪うときに「ありがとう」と「ごめんなさい」を忘れないと言う考え方は、文明人でも忘れてはいけないと思います。

金さえあれば何でも手に入るというのは間違いで、自分の力で手に入れた食材を自分の手で調理したものの美味しさ、そしてそれに伴うあらゆる体験というのは、決して金では買えない。自らの体を動かした者だけが手に入れられる。そういうことを改めて教えられました。そして、死ぬ時にあの世に持っていけるものは、そういう思い出だけなのではないでしょうか。

|

« ヤミの乱破 | トップページ | 例えば僕が死んだら »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

私もナガレ君くらいの年齢の頃、やってたな、そんなこと。
深夜の干潮時に海岸を歩けるだけ歩いて釣り座を確保して朝マズメを狙うんだけど、それまでにアナゴを釣って焼いて食ったり、真冬の川に入って網で魚を捕って焼いて塩かけて食ったり、確かに楽しかったしうまかった。
しっかし、いくら達人とはいってもスナック感覚で野草を食うってのはどうなんだろう。釣りは無理かもね。だって餌のオキアミ、ユムシ、サナギ、果ては練り餌まで口に運びそう。うひょ。
そういや、素敵な香りの練り餌「赤へら」はおいしそうだった。釣具店でいろんな香りを楽しんでたな~。餌の香りに道具の香り、ぐへへ。
ああ、久しぶりに釣りに行きたくなった。

投稿: カーカー | 2012年12月27日 (木) 23:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ヤミの乱破 | トップページ | 例えば僕が死んだら »