« 火に手をかざす | トップページ | 車内プロファイル »

アーモンド

黒木渚さんという方の曲で「アーモンド」というのが最近ラジオでよくかかり、「大予言」などから気になっていたのですが、久々にシンガーソングライター単体で惚れこんでしまいました。
"首に腫瘍のあるハトは 今日も時計台の下にいる"
という強烈な歌い出しの歌詞は、とても研ぎ澄まされていて、研磨を重ねた米から作られた一滴の大吟醸のようです。
昔から、歌詞に感動したり感銘を受けたりすることが多く、私の日本語の先生は中島みゆきさんと言っても過言ではないくらいなのですが、今は気になるアーティストや歌詞があったら、すぐに検索でき、PVが公式で発表されているのでいい時代になったと思います。
昔は、町のリサイクルショップの店頭のラジカセで一度聞いただけの曲をいつまでも覚えていて、断片の歌詞だけを頼りに本屋で探してレコード屋で探して図書館で探して…3年後にそれがみゆきさんの「御機嫌如何」という曲だと判った時は、本当に何か宝物にたどり着いたような感じがしました。
そういう思いをして何かに辿り着くということが無い、欲しいと思う前に、焦がれる前に全てをお膳立てされるというのは、楽で便利な反面、何か「生きる意欲」を奪っているようにも感じます。自分の体で掴み取ったものだけが血肉になる。

|

« 火に手をかざす | トップページ | 車内プロファイル »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 火に手をかざす | トップページ | 車内プロファイル »